帰国子女としての悩みや苦労。隠れキコクとなった経緯、そしてカミングアウト。その後は駐在妻も経験して、今は完全アウェーで子育て中。そんな日々の想いや、英語にまつわるエピソードを綴ります。

帰国子女ハリッピのホンネと英語こぼれ話

英語こぼれ話

ニモ親子が「おもしろいこと」を要求される理由

更新日:

我が子と一緒に、DVDで『ファインディング・ニモ』を観ました。
ディズニーとピクサーとの共同製作による、2003年公開の長編アニメ映画。
熱帯魚を主人公とした、親子愛と友情と冒険とに満ち溢れた作品です!

アニメというと、なんとなく子ども用というイメージが先行しがちですが…。
いえいえ、とんでもない!!
大人が見てもいろいろと考えさせられる、深~い作品でした!

もちろん、子どもは子どもで、子どもなりに楽しめるストーリー。
ハラハラドキドキの展開や、さまざまな海の生き物たちの登場!
オーストラリアのグレートバリアリーフを舞台とした映像美!

でも、それだけじゃなかったんですよ。
大人の視点で観ると、また違うポイントに気付かされました。

一人親家庭ならではの親子関係とか…。
身体障がい者の受け容れ方とか、精神疾患者への接し方とか…。
そのまま人間社会にも通ずるような、現代的なテーマが潜んでいるんです!

ネタバレになってはいけないので、あまり詳しくは書けませんが。 (^^;)

そんな中で、一つ気になったことがありました。

ニモの父親のマーリンが、他の生物たちから言われるんですよ。
「おもしろいこと言って」とか「(期待してたのに)つまらない奴だ」とか。
周囲から、ことあるごとに、おもしろい対応を期待されるんです。

マーリンは、どちらかというと生真面目なタイプ。
いきなり話を振られても、ウィットに富んだ切り返しなんてできないタイプ。
それなのに、初対面の相手からでさえ、そんなふうに言われるのはどうして??

からかわれているのでしょうか?
いじられているのでしょうか?
まさか…いじめられてる?

その答えは、日本語で観ている限り、分からないはずです。

でも実は、英語で考えれば、すぐに分かるんです!


ディズニー日本公式サイトによると、マーリン親子は≪カクレクマノミ≫
そこに英語で≪Clown anemonefish≫と訳がついています。

ちなみに、一部の人々の間では、この訳が問題視されているようです。
「≪カクレクマノミ≫と≪Clown anemonefish≫は
生物学的に別種であり、異なる特徴を持っている。
同種のように表現するのは適当ではない」

つまり…映画のモデルになった魚は≪Clown anemonefish≫なのだけれど。

 日本語版にする際に、魚類に疎い人が誤訳したのか?
 それとも、敢えて≪カクレクマノミ≫に置き換えたのか?
 だとすれば、それは単に日本国内での知名度が高いら?
 もしくは、日本名の心配性で臆病なイメージがマーリンに合いそうだから?

…そんな議論を呼んでいるようです。

でも、私が注目しているポイントは、実はそこではなくて。
この≪Clown anemonefish≫という英語名そのものになります!!

Clown = 道化師 だからです。
(くれぐれも、Crown = 王冠 のほうと間違えないでくださいね!)

この熱帯魚はオレンジと白のド派手なストライプ模様をしているので、
道化師を連想させ、こんな名前が付けられたといわれているようです。

ちなみに道化師といえば、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
サーカスのピエロでしょうか?
私は、シェイクスピアの『リア王』に登場するような宮廷道化師が真っ先に頭に浮かびますが…。

どちらにせよ、たぶん、派手な衣装を着ているイメージですよね。
そして、滑稽な仕草や、茶化した物言い…。
そんな印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?

だから、マーリンは、他の種類の生物たちから期待されちゃうわけなんです!!
あくまでもニュアンス重視で、私なりに魚名を訳してみるなら…。
≪ピエロざかな≫みたいな感じですもんね。 (^_^;)

でも、この作品の素晴らしいところとは…。
そんな先入観に生きづらさを感じていたマーリンも、次第に成長していくところ!!
タイトルだけ見ると、ニモばかりが注目されがちかもしれませんが。
父親マーリンの変化も大きな見どころとなっていますので、ラストは必見です♪

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