帰国子女としての悩みや苦労。隠れキコクとなった経緯、そしてカミングアウト。その後は駐在妻も経験して、今は完全アウェーで子育て中。そんな日々の想いや、英語にまつわるエピソードを綴ります。

帰国子女ハリッピのホンネと英語こぼれ話

英語こぼれ話

「ほほえましい」はオチといえるのか!? 欧米人独特の感性

更新日:

今回は、外国の絵本で気になってしまう
エンディングについて!

以前の記事でも書きましたが、私は
小学校の図書ボランティアをしていて、
朝の会が終わった後に、子どもたちに
絵本を読み聞かせる活動をしています。

その際は≪本の持ち方≫≪声の出し方≫
などいろいろなテクニックも必要ですが…
それ以前に、もっと大切なことが。

それは≪どんな本を選ぶか≫です。

学校行事授業内容などに関連したテーマ
のこともありますが、そればかりではなく
昔話にしたり、実話の作品にしたり。
笑える本も、泣ける本も…偏らないように
いろいろなジャンルの本を読みます。

子どもたちの年齢(学年)も考慮します。
何度か試読して所要時間も把握します。
また、自分以外のボランティアメンバーが
どんな本を読んだか分かるように情報共有
しているので、以前に読まれた本とは
かち合わないように注意します。

…と、意外といろいろ制約がありまして。

本選びは、大切であると同時に大変!!

私自身が、もっともっとたくさんの本を
知らないと…と常に思っています。

そこで、時間があるときは図書館に行って
絵本を読んでいます。

「これは読み聞かせにぴったり!!」
という本に出会えると、すごく嬉しいっ♪

でも、そう簡単には出会えません~。

まず、離れたところからは見づらいような
小型の絵本は最初から手に取りません。

ある程度の大きさがあって手に取っても…
絵がすごく細かかったり淡かったりすると
やはり遠目には分かりづらいのでボツ!

対象年齢に合わない内容の作品はボツ!
時間内に読み終われない長編もボツ!

そんな条件をクリアしながら読み進めて…
最終難関ともいえるポイントになるのが
エンディングなんです!!

最終ページで意外な結末が待っている
≪どんでん返し系≫
文句なしの合格!!

子どもたちは、その新鮮な驚きで満足して
くれることでしょう☆

一方で、意外性とは全く逆に、定番の
≪ハッピーエンド系≫
≪勧善懲悪系≫も間違いなし!!

子どもたちは、主人公が成功や勝利を収め
幸せになる姿に満足します♪

そして、楽しいお話ばかりではなく
≪悲劇系≫にも秀作はたくさん!!
子どもたちは哀しみの中から、命について
心について、考えてくれることでしょう。

さて、そんな中で、残念ながら…。
非常にがっかりする…というよりむしろ
とてつもなく拍子抜けする
エンディングの絵本が存在します。

「…え? これで終わりなの?
 本当にこれだけで終わっちゃうの?」
と言いたくなるような物足りなさ!

これといった成功も失敗もない。
納得できるようなオチは見当たらない。

何の変哲もないシーンで話が終わる…。

例えば、こんな話をどう思いますか?
エンディングに注目して読んでください↓

 少女が母親を探して歩いている…
 あちこち行くがなかなか見つからない…
 困ってしまった少女は、思わず…
 お気に入りのぬいぐるみを抱っこする!

「…は??? だから何???」
って思ってしまわないでしょうか?
(結局、母親と会えたのかは不明!)

そしてこの≪オチ不明系≫
海外の作品に多いということに
気が付きました。
日本語に翻訳して出版されているけれど、
原作者が欧米人という場合が多い…。

あるとき、こうした≪オチ不明系≫絵本
原文(英語)で読む機会がありました。

不思議なもので、同じストーリーなのに
違う言語で読めば違うリズムになります。
そして英語の感覚で、英語の感性で読んで
最後のページをめくったとき…

今まで日本語で読んでも分からなかった
何かが、ストンと胸に落ちてきた
気が
したんです。

それは一体、何だったのかというと…。

一言で表すのは難しい感覚なのですが…
≪ほほ笑ましさ≫とでもいうか。

分かりやすく言えば、乳幼児や動物などの
かわいらし~い表情やしぐさを見たとき、
思わず口をついて出てしまうような…
感嘆にも似た、溜め息まじりの愛情表現

日本語で言うなら「まぁ~、かわいい♪」
うっわぁ~、かわいい~~~」などの
まぁ~」「うっわぁ~」の部分。

それを英語では「Aww」「Awww」などと
表し「アァ~」という感じに読みますが…
(↑最初のにアクセント)

そのアァ~」がつい出てしまうほどの
≪ほほ笑ましさ≫充分オチになる
というのが、欧米人の感性なんですね!!

「小さな女の子だけでもかわいいのに、
 困っちゃった顔して、ぬいぐるみを
 抱き締めるなんて…かわいすぎっ♪
って感動して、それで納得するんですね。

以前の記事で「イギリス人独特のブラック
ユーモアは日本人には理解されづらい」と
書きましたが、この≪ほほ笑ましいオチ≫
も、あまりピンとこない方が多いかも…。

いや~、笑いのツボだけじゃなくて
感動のツボも違うとは…文化の違いって
本当に奥が深いです☆

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