夫は海外赴任経験者。妻の私は帰国子女。
我が子には名前に関する苦労をさせたく
ないと願う私たちが、息子と娘の名前を
決める際に実際に気を付けたポイント
について書いています!
前回の記事でも書いたのですが、
私たち夫婦が特に意識したのは3点。
1. 悪い意味の言葉にならない
2. 正しく読んでもらいやすい
3. 男女の区別がつきやすい
このうち≪意味について≫は前回の記事で
詳しく書きました。
今回は、残るポイントについてご説明していきます!
ただし前回同様、お断りしておきますが
これは私たち夫婦の主観であり
あくまでも我が子の名前に関する個人的見解です!
他の方のお名前を批判したり揶揄したり
する意図は一切ありませんのでご了承ください。
…と前置きをさせていただいた上で、さて。
少しでも英語を学んだことがある方なら
お分かりでしょうが、英語の発音の仕方は
≪ローマ字読み≫とは違います。
同じアルファベットを使っていても
別の言語にはまた別の読み方もあります。
私は英語はもちろんですが
フランス語・ドイツ語・スペイン語も
習っていたので(だいぶ忘れましたけど)
そうした言語の特色も考慮しながら
子どもたちの名前を決めたんです!
≪母音について≫
ai …「アイ」でなく「エイ」になる
au …「アウ」でなく「オウ」になる
ae …「アエ」でなく「エー」になる
ie …「イエ」でなく「イー」になる
ou …「オウ」でなく「アウ」や「ウー」になる
発音記号ではないので、ざっくりですが…。 (^_^;)
こんなふうに2つ以上の母音が並ぶと、
それぞれバラバラには読まず、
組み合わせ次第で全く別の読み方になる
場合がありますよね。
特に英語やフランス語には、こうした
二重母音特有の発音が多い気がします。
そこで、明らかに読み方が変わりそうな
二重母音は含めないようにしました。
一方、ドイツ語やスペイン語は比較的
ローマ字読みに近い母音が多いのですが、
今度は一部の子音に注意が必要です!!
≪子音について≫
g …スペイン語では
「gi=ヒ」「ge=ヘ」になる
h …フランス語やスペイン語では
発音しない(子音なしア行になる)
j …スペイン語では「ハ行」、
ドイツ語では「ヤ行」になる
y …スペイン語では
「ジャ行」になる場合がある
これらはあくまで、一例です。
もちろんすべての言語は網羅できませんが
少なくとも私が学んだことのある
フランス語・ドイツ語・スペイン語で
≪ローマ字読み≫と違う発音になる
上記の子音は入れないようにしました。
≪性別について≫
o で終わる名前:男性の名前
a で終わる名前:女性の名前
これは、スペイン語やイタリア語などに
見られる大原則です。
例えば「Mario(マリオ):男」、
だけど「Maria(マリア):女」というように。
「Leonardo(レオナルド):男」
「Anita(アニタ):女」というように。
ところが、これを日本人の名前に
あてはめると、誤解を招きやすいんです…。
「~太」「~馬」などの男性の名前は
「~ta」「~ma」で終わるから
「女性でしょ?」と思われてしまう…。
「~子」「~代」などの女性の名前は
「~ko」「~yo」で終わるから
「男性でしょ?」と思われてしまう…。
日本では、とても一般的な名前なんですけどね!
海外に行くと性別を間違われたり、
逆に性別に合わせて、なんと勝手に
名前を書き換えられてしまったり!!
↑これ、本当の話です!
「女性の名前が o で終わるのは変だし
日本人はアルファベットが苦手だから
きっと書き間違えたんだよね?
可哀想だから、書き直しておいてあげたよ~♪」
って言われたことがあります…。(*_*;)
だから息子には o で終わる名前を、
そして娘には a で終わる名前をつけましたよ~!
また、語尾とは関係なくても
とても一般的な外国人の名前と似ていて
その性別を当てはめられてしまう場合も!!
「あんり(日本では女性名)
≒ Henri(フランス語では男性名)」
「けいと(日本では男性名)
≒ Kate(英語では女性名)」
前回も書きましたが、もしも
すでにそのような名前だとしたら
海外ではできるだけ愛称を用いると
いいかもしれませんね。
…いかがでしたか?
名付けは≪親から子への最初のプレゼント≫ともいわれます。
もちろん日本語としての響きや、
漢字の意味、字画などなど…
いろいろな決め手があっていいと思うんです。
でも今後グローバル化していく社会で
お子さんが思う存分に活躍できるよう、
≪国際的な名前≫という観点も
ご紹介してみました♪