ビルなどにある、昇降機。
日本では、エレベーターと呼びますね。
このまま英語として使えそうですが…?
実は、elevator(エレベーター)はアメリカ英語です。
イギリス英語では、lift(リフト)といいます。
そして、これだけならば。
よくある、英米による単語の違い…で済まされそうです。
ところが、面倒なのは。
階の数え方まで、英米では違うという点!!
まず、アメリカ英語で階数を表現すると…
1階 = First floor
2階 = Second floor
3階 = Third floor
日本と同じなので簡単ですね♪
一方、イギリス英語で階数を表現すると…
1階 = Ground floor
2階 = First floor
3階 = Second floor
4階 = Third floor
日本とは、ずれています!
Ground floor = 地上階 が入って、ややこしい~!
階数表示板や、階数指定ボタンを見てみると、
「G・1・2・3」
などと、略して書かれています。
(「G」でなく「0(ゼロ)」と表記される場合もあります!)
もっとも、このイギリス式の数え方は、
ヨーロッパのほとんどの国で採用されているので…。
イギリスとアメリカの違いというよりは、
ヨーロッパとアメリカの違いといえそうですね!
ちなみに、もし地下がある建物ならば。
地下 = Basement
表記は「B」です。
これはアメリカもイギリスも共通です!
それから、エレベーターの話題のついでに…。
皆さんは、手動ドア式のエレベーターって
ご存知でしょうか?
外国には、旧式のエレベーターが
まだまだ現役で活躍しているところがあるんです。
この旧式エレベーターのポイントは、
(1)手動ドア
(2)二重ドア
という点です!
自分の待っている階にエレベーターが到着しても…
待っているだけでは、乗れません!!
まず、フロア側の扉を、手で開けます!
※引き戸や、折り畳み扉(蛇腹式)がほとんど。
↓
すると、エレベーターの箱(カゴ)が見えます。
↓
エレベーター側の扉も、手で開けます!
↓
これでようやく、エレベーター内に入れます。
↓
中に入ったら、まずフロア側の扉を手で閉めます!
↓
続いて、エレベーター側の扉も手で閉めます!
↓
行き先の階を指定して、エレベーター発進!!
慣れないと、あたふたすると思います。
乗り込んだ後って、ついつい手前にある扉だけ
閉めればいいような気になってしまうから…。
でも安全上、二重ドアをどちらも閉めないうちは
発進できないようになっています!!
なんだかワクワク・ちょっぴりドキドキの
旧式エレベーター!
今後は減っていくかもしれませんが、
もし見かけたら是非乗ってみてください♪